古文の読解方法―実践編―

 先日、古文についてい以下ようなTweetをしました。今回はこのTweetを深掘りしたいと思います。タイトルは、「古文の読解方法―実践問題付き!」です。

 また、古文の勉強法については以前記事を書いていますので、そちらも参照してください。

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まずは古文を苦手だと感じている人に向けて

 古文を苦手だと感じている方はいますか?その理由は何ですか?少し考えてみてください。

 苦手だと感じる理由が、古文単語を覚えていないから、古典文法を覚えていないから、だという人は暗記に取り掛かってください。すぐに得意科目になるでしょう。

 なぜ古文が苦手だと思うのか。答えは「なんとなく」という理由ではありませんか。古文は現代語と異なる。だから難しい、やりたくない。そのような感情が表れていませんか。

 前回、古文では主語の省略が多くそれが古文を読みにくくしているという話をしました。しかし、現代語でも主語の省略があるということ、そして日常的に補うことが出来ているという話もしました。

 それを踏まえて、古文を読む上で最も大切なことはなにか。それは身構えないことです。実際に前回の例題は解けましたよね?現代語で主語を補うことができるのであれば古文でも十分できます。できないという気持ちを捨て古文を実際に読んでみましょう。

 では、実際に問題を通して古文を読んでみましょう。

折節この花園に狐一つ①侍りしが、姫君を②見奉り、「③あな美しの御姿や。せめて時々もかかる御有様を、よそにても④見奉らばや」と⑤思ひて、木陰に⑥立ち隠れて、しづ心なく⑦思ひ奉りけるこそあさましけれ。 

注 

侍り→いる、ある   

かかる御有様→このような姿  

ばや→~したい  

しづ心なし→落ち着かない

センター試験2019 第3問より

問 ①~⑥の動詞の主語を答えよ。

ヒント

  • 花園にいるのは誰か。
  • 姫君を見たのは誰か。
  • 美しい姿をしているのは誰か。
  • このような姿を見たいのは誰か。
  • 「美しい姿。このような姿を見たい」と思ったのは誰か。
  • 木陰に隠れたのは誰か。
  • 落ち着かない気持ちでいるのは誰か。

正解

① 狐 ② 狐 ③ 姫君 ④ 狐 ⑤ 狐 ⑥ 狐 ⑦ 狐

難しかったでしょうか。簡単だと感じた方は多いと思います。

まとめ

 古文に苦手意識を感じている方は、辞書を片手にまずは一度古文を読んでみましょう。その際に、すべての主語を補ってみることがコツです!