小論文の書き方講座!−イエス・ノーの書き方は適切なのか!?編−

こんばんは!PARADIGMさときです。
本日のタイトルは「小論文の書き方講座!−イエス・ノーの書き方は適切なのか!?編−」です。

先日、以下のようなTweetをしました。

今回はこのTweetを深堀りしていきます!

また、以前僕は小論文の記事で小論文の基本は「イエス・ノー形式」であると述べました。

イエス・ノー形式で書くことは、間違いではありません。

現に、この形式で書くことが一番無難な書き方で、小論文を書いたことが無く、苦手な人は、この型に当てはめて書くとすらすらと書けます!

しかし、多くの小論文受験生はこの書き方を教わるため、似たりよったりの答案になることは否めません...

そのため、今回はその小論文の書き方が本当に適切かどうかをこの記事で解説していきます!

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小論文の基本をおさらい

まずは小論文の基本をおさらいしていきましょう!

ちなみに、以下の記事でも書いていますので、参照してくださいねー

イエス・ノーで答えること

小論文の基本は「イエス・ノー」ではっきりと答えることです。

要は白か黒かはっきりつけること、賛成か反対かを述べることです。

個人の感想だけで終わるのはNGです。

このイエス・ノー形式で書きなさい!は、多くの小論文参考書で書かれている基本なので、これはまず第一原則として覚えておきましょう!

小論文には説得力のある説明が必要

当たり前ですが、小論文には説得力のある説明が必要です。

作文は相手を納得させる必要はありませんが、小論文は読み手を納得させる必要があります。

そのため、説得力があるような書き方でなければなりません。

説得力を持たせるためには、データを引用したり、支離滅裂ではなく論理的に書いたりすると良いでしょう!

小論文は「である調」で書く!

小論文は「である調」がBESTです。

大学で提出するレポートや論文は「である調」で書かれています。

そのため、(小)論文もこれに習って書く方が無難でしょう。

小論文をイエス・ノーで書くだけでは合格できない!?

さて、本題に入って行きましょう。

小論文は本当に「イエス・ノー」形式で良いのか?について解説します。

イエス・ノー形式だけでは合格できない

散々述べていますが、小論文の基本はイエス・ノー形式なのです。

ですが、多くの小論文の参考書・学校の先生・予備校の講師は、同じように指導しています。

つまり、今この記事を読んでいるあなた以外の人もほとんど同じ書き方で書いてきます。

これはどういうことかわかりますか?

そう!量産型の小論文の解答で溢れかえるわけです...

例えば、とある小論文試験で100人の受験生がいたとします。

その内合格者は10名だけです。100名中、半分(50名)以上は、イエス・ノー形式で書くと仮定すると、なんとも熾烈な争いになることでしょう。

恐らく、合格する10名は、イエス・ノー形式を乗り越えた「考察・提案型」の書き方をマスターした受験生です。

小論文の「考察・提案型」とは?

「考察・提案型」とは、読んで字の如く、与えられた課題に対して、あなたなりの考察を施し、あなたなりの提案を行うのです。

イエス・ノー形式で小論文を書くだけでは、お題(テーマ)に対して意見を述べただけに過ぎません。

しかし、その上で更に自分なりの考察(この考察の意味には分析といった意味合いも含まれます)を行い、こうしたらより良いんじゃないか?といような提案を行うと、テンプレ的な小論文から脱却することができます!

それでは、どういった文章がテンプレ的な「イエス・ノー形式」で、どういった文章が「考察・提案型」なのか例文をみていきましょう!

イエス・ノー形式の例文【18歳選挙権についてあなたの意見を述べよ】

 

私は18歳選挙権制度について反対である。なぜなら、18歳という年齢はまだ政治的知識に乏しいため、政策や思想などを特に意識することなく、「なんとくなく」で投票することが考えられるためだ。また、自分の意見ではなく、両親や学校の先生の意見に左右されることもあるだろう。さらには、有名人への投票に偏る可能性も考えられる。学校では政治的教育を施しているわけではないことから、上記のようなことが予測される。そのため、選挙権は18歳にするべきではなく、20歳以上に引き上げるべきである。20歳以上であれば、政治的知識に身についてきているであろうし、時事に関する関心もあって適切な投票ができることだろう。

 

イエス・ノー形式をそのまま当てはめたような文章です。悪くはないのですが、良くもないといった印象でしょうか。とりあえず、反対の理由を上げ、反対の立場を取った際に得られるメリットについて述べているので、一応文章として成立しています。

考察・提案型の例文【18歳選挙権についてあなたの意見を述べよ】

 

私は18歳選挙権制度について賛成である。なぜなら、日本の現在の投票率は約48%と非常に低い現状があり、若者の投票率は特に低く、危惧すべき事態であるためだ。選挙権年齢が下がれば、若者の投票数が増えることが見込まれる。しかしながら、18歳という年齢は政治的知識に乏しいため、適切な判断のもと投票が行えない可能性がある。例えば、マニフェストや思想を全く把握せずに投票することで、国民にとって不利益となる政権を生み出しかねないという懸念がある。そのため、選挙権年齢を低くすることは一概に良いとも言い切れない。そこで、私は学校教育に政治教育を組み込むべきだと考える。この政党はこのようなマニフェストを掲げている、こういった思想を持っているなどの教育が十分に施されていれば、懸念点は払拭できるのではないだろうか。

 

こちらが、考察・提案型の文章となります。まずはイエス・ノー形式と同様に、明確に自分の主張を述べます。その後、理由について述べているまでは同じですね。異なる点は、一度は「譲歩」している点です。

つまり、反対意見にも耳を傾けながら「考察」しているのです。

その結果、学校教育に政治教育をもっと組み込むべきというような、提案を行っています。

こちらは、例文なので大分簡略化して書いていますが、提案の部分はもっと具体化しつつ書くとより高得点を狙えます!

「イエス・ノー形式」、「考察・提案型」どちらも、型に当てはめた小論文の書き方ですが、「考察・提案型」の方が提案に個性が出ます。

そのため、他の受験生と差をつけることができやすくなるのです!

小論文が苦手な人はイエス・ノー形式で!

とはいえ、「考察・提案型」は少し難しいです。

日頃から時事に関心を持って、自分なりの意見を持っている人でなければ、中々その場で書くことはできません。

そのため、小論文初心者や文章を書くことが苦手な人は、まずはイエス・ノー形式でしっかりと書き切る練習をしましょう!

課されたテーマに対し、明確かつ客観的な意見を述べることが、小論文におけるまず最低限の攻略法となります。

考察・提案型の基本型

これまで、量産型の小論文を超えるためには「考察・提案型」の書き方が良いと解説してきました。そして、その例文も紹介しましたが、いざ書いてみようと思っても、中々書けませんよね?

そこで、「考察・提案型」の基本的な文章型を教えますので、まずはそれに沿って文章を書いてみましょう。

あくまで基本なので、慣れてきたら自分なりに改変して構いません。

①まずは結論から

まずは与えられたお題に対して結論から述べましょう。

だいたいのお題は、「あなたはどう思うか?」的なニュアンスで聞いてくるので、それに対して明確に答えましょう!

人によってはこの書き方は良くないという人もいるかもしれませんが、文章が苦手な人、小論文の勉強をはじめたての人は、まず結論から先に述べる練習をすると文章が書きやすくなります。

※ちなみにですが、小論文のテーマによっては、最初は結論から述べるよりも先に「問題提起」をした方が良い場合が多々あります。この点は留意しておきましょう!

②結論を導き出した理由・根拠

二段落目の書き出しは、①で述べた結論を出した率直な理由・根拠について論理的に述べましょう。

そうすることで、一段落目から二段落目までであなたの主張がある程度把握できるようになりまうす。

③譲歩

「譲歩」は、文章を書く上で難易度の高い手法になっています。

そのため、小論文が苦手な人やまだ勉強したての人は無理に手を出す必要はありません。

譲歩の具体的な方法は別でまた詳しく説明しますが、簡単に言うと、違い意見にも耳を傾けてみるということです。

例えば、賛成か反対かという小論文のお題の場合、どちらかの意見だけについて語るのではなく、反対意見にも触れるのです。

つまり、反対意見や違う意見にも「譲歩」して、自分の意見を深めるのです。

自分の意見だけでなく、他の視野や価値観にも理解がある上で、自分の意見を述べているんだよ!というアピールをする方法ですね。

④考察

ここで、考察を行います。

譲歩を行うと、私はこの答えが良いんだけど、こっちも良いんだよな〜という、どっちつかずな論になりがちです。だからこそ、「譲歩」は難しいのですが…

どっちつかずな結論にならないよう、「考察」を施します。考察は言い換えると分析とも言えます。

つまり、どっちの結論が良いのか考えてみるのですね。

小論文は、事前に課題が渡される大学生のレポートと違って、調べる環境には無いため、深い考察や分析は行なえませんが、頭の中で考えた結論までプロセスを記述します。

⑤提案

ここで、最終的な結論である提案を行います。

この提案は考察から導き出した提案です。

はじめに述べた①の結論はやや簡易的な言い方なので、もう少し具体的に自分の案を提示します。

例えば、上の文章で言うと(18歳選挙権の例文)、

結論=18歳選挙権について「賛成」

提案=「学校教育の中に政治教育を施すべき」

という風になります。

つまり、結論的には「賛成 or 反対」だけど、こうするとより良くなるはず!という論じ方になります。

これが、「考察・提案型」の基本型です。

※最終段落は、結論の見直しやまとめといった段落に当てることも可です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

上で紹介した考察・提案型はあくまで基本的な型なので、自分なりにアレンジすることも必要です。

小論文はこのような型を身につけることで、他者と差別化することができます。

まずは、この型通りに小論文を書いてみましょう!