日本史の勉強法は暗記をしない!?

こんばんは!PARADIGMさときです。
本日のタイトルは「日本史の勉強法は暗記をしない!?」です。

今回は日本史の勉強法について解説します。

先日、以下のようなTweetをしました。

今回はこのTweetを深堀りしていきます。

日本史を勉強し始めたばかりの人の勉強で最もやってはいけないことは、ずばり「暗記」です!

ちょっと意外ですよね?

では、なぜまず暗記をするべきではないのかについて詳しく見ていきましょう。

ちなみに、社会の選択で迷っている受験生は下の関連記事も読んでみてください!

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日本史の勉強法は暗記という間違った学習システム

日本史の勉強をはじめたばかりの人は、暗記から入るべきではないです。

それはなぜか?

単純明快に、中々「覚えられない」からです。

日本史という科目は、センター試験の科目の中でもトップクラスに覚えるべき用語が多く、教科書や資料集の細かい範囲まで含めると日本史を教える先生ですら全てを覚えていないのです。

覚えられない(暗記しづらい)理由はもう一つあります。

それは、日本史という異文化時代の背景を知らないため、覚えようと思っても中々頭に入りづらいという要因があります。

つまり、自分達の生きている時代と文化や生活があまりに違いすぎて、一つひとつの用語がはじめて出会う単語となってしまい、用語と意味が中々合致しないのです。

現代社会や政経がまだ暗記しやすい理由は、割と日常的に聞き耳する用語だからです。

日本史はまずは年号や用語を覚えなければと考える受験生は多いと思いますが、まずはその暗記にかなり時間がかかってしまうので、暗記するという勉強から入ると他の科目の勉強時間をすごく圧迫します。

一問一答方式のような問題はほとんど出題されない

しかも、いくら日本史の用語を覚えたとしても、残念ながら高校受験のように用語に関する穴埋め問題や一問一答方式の問題は全く出題されません。

暗記した用語を正しく理解し、それぞれの時代背景が分かることが重要なのです。

センター試験日本史の出題傾向

センター試験の日本史においては、用語と意味を直接イコール(=)で結びつける問題はほとんど出ないと先に述べました。

では、日本史の問題はどのように出題されるのでしょうか。

以下から解説していきます。

センター試験日本史で出題される問題のタイプは大きく2つ

日本史で出題される問題のタイプは大きく2つあります。それは、「時代判別」「用語の理解」に関する問題です!

時代判別に関する問題

例えば、以下のような問題です。

問2 下線部bに関連して、古代から近代までの貨幣について述べた文として正しいものを、次の①〜④のうちから、一つ選べ。

①飛鳥時代には、日本最初の鋳造貨幣(銅銭)として和同開珎がつくられた。

②鎌倉時代には、幕府が金座・銀座・銭座を設け、貨幣を発行した。

③江戸時代には、幕府が中国から寛永通宝を輸入し、全国へ流通させた。

④昭和期には、高橋是清蔵相のもとで、日本は管理通貨制度に移行した

2019年 センター試験より

この問題に答えるには、それぞれの時代の貨幣制度を理解しなければならないですよね。

これが時代を判別する問題なのです。ちなみに正解は④です。

用語の理解

用語の理解タイプの問題は、以下の問題です。

下線部aに関連して、地名の由来について述べた次の文X・Yと、それに該当する語句a〜dとの組合せとして正しいものを、下の①〜④のうちから一つ選べ。

X 奈良時代に編纂が命じられた、諸国の地理や産物などをまとめたこの書物には、各地域の地名の由来が記されている。

Y 沖縄の地名に残るグスク(城)とは、多くは琉球の地方豪族(首長)である彼らが築いた拠点に由来する。

a 万葉集 b 風土記 c 在庁官人 d 按司

2019年 センター試験より

この問題も用語を覚えただけでは、どの用語とどの説明を結びつけていいか分からないと思います。

では、日本史の勉強法はどうすればいいのか?

日本史の出題傾向も見て頂いたかと思います。

暗記すれば解けるという単純なものでないことも理解してもらえたことでしょう。

では、まずどう勉強したらいいのか。

それは、日本史の流れを「読む」ということです。

まずは読むことで日本史の流れ、全体像を掴みましょう。

この段階で暗記はしなくていいです。

さらに、その全体像もなんとくなく理解したという感覚でかまいません。1回で全てを把握するのは不可能です。何度か読む前提で、読み始めましょう!

なぜ「読む」ことからはじめるのか

読むことからはじめる理由は2つあります。

 

・全体像を1度掴んでからの方が用語の意味が頭の中に入って来やすい

・チャンク化というテクニックが使えるようになる

 

全体像を1度掴んでからの方が用語の意味が頭の中に入って来やすい

人間は何事においても全体像を把握してからの方が、一つひとつを理解しやすいです。

仕事もはじめは覚えるのが大変だった人も、長期間継続することで仕事を理解しやすくなり、新しい仕事も覚えることが早くなります。

映画や漫画、アニメ、ドラマなどのストーリ性のある作品も、はじめは何が何だか分からないことがありますよね。

でも、見続けるあるいは読み続けていくと何だか全体像がわかるようになり、あの時ああだったのかこうだったのかとう想起することで、その作品に対する理解が広がります。

日本史にもある程度ストーリ性があるので、まずは全体像を把握すると、一つひとつの用語や出来事に対する理解がしやすくなり、次の時代への理解にも繋がったりします。

そのため、まずはひたすら読んで何となくでいいので、日本史の全体像を掴む必要があるのです。

はじめから暗記しても中々覚えられません。

チャンク化というテクニックが使えるようになる

チャンクとは「塊」という意味で、チャンク化するとはその塊を覚えやすいように分類するということです。

チャンク化の説明でよく例に上げられるのが、電話番号です。

「01017498263」という数字の羅列は覚えにくいですが、010-1749-8263と塊をつくると少しは覚えやすくなるのです。

歴史の用語の覚え方も、何の塊もなくバラバラに暗記していくだけでは覚えづらいのです。

ですが、例えば「明治時代」という塊から「経済」・「政治」・「文化」という塊を自分なりの「枠組み」を頭の中で定めると、脳への負担が減るのです。

このような日本史の用語をチャンク化するためには、やはり全体像を1度掴まなければなりませんよね。

したがって、まずは暗記から入らず日本史を「読む」ことからおすすめするのです。

日本史を読むテクニック

日本史の流れを掴む勉強法は3つあります。その3とは、「教科書・参考書をそのまま読む」、「漫画でストーリーを掴む」、「動画や音声で見る・聞く」です。

どの方法が良いかは自分自身で色々試してみてください。

日本史を読むテクニック①教科書・参考書をそのまま読む

一番単純な方法ですね。

日本史の流れが書かれている教科書や参考書を読むという方法です。

しかし、教科書と参考書では大きな違いがあります。

教科書は文字ばかりで読みづらく、頭の中に入りにくいです。一方、参考書は受験生向けにイラストやわかりやすい説明で、日本史の理解を助けてくれます。

とはいえ、教科書も全く役に立たないというわけではなく、日本史の二次試験において非常に重要な役割を果たします。

なぜなら、参考書はわかりやすい反面、内容が省かれている箇所も多く、網羅性に欠けることもあります。

教科書は入試に必要な情報がシンプルに書かれており、教科書通りの記述を行えば、二次試験では十分に合格点を取れます。

つまり、使い分けとしては、まだ日本史の流れがいまいち掴めていない人や苦手な人などは参考書から入ってください!

そして、二次試験まで必要または中堅私立大学や難関私立大学を目指す人は教科書にもしっかりと目を通すと良いでしょう!

なお、教科書や参考書を読む時のコツは、暗記しようとしないことです。

これは、冒頭でも述べましたね!暗記をしようと思って読み出すと、中々覚えられないがために、読み進めるのが遅くなります。

まずは、ある程度の流れを知ることが大切なので、最初の一周は頭をからっぽにして読むことが大切です。

2週目、3週目と読んでいくうちに読むスピードは早くなっていきますし、頻出する単語や重要そうな単語は頭が勝手に記憶していきます。

日本史の最初の勉強はこのように行いましょう。

また、日本史の流れを知るために役立つ参考書を3冊ほど以下の記事で紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。

日本史を読むテクニック②漫画でストーリーを掴む

次に紹介するのは日本史を漫画で読むという勉強法です。

日本史を勉強しようにも文字だらけのお硬い教科書では頭に入らず、参考書でもダメだったという人は漫画に頼るしかありません。

日本史や世界史といった歴史は、ストーリー性がある科目なので、漫画にしやすいのです。

現に、日本史を題材にした漫画やドラマ、映画はよくありますよね?

日本史を漫画で勉強しようという勉強法は割と一般的です。

どうしても教科書も参考書も苦手な人は、まずは漫画からはじめてみましょう!

以下に、日本史を漫画にしてわかりやすく解説してくれている参考書を紹介しますので、こちらを試してみるのも良いでしょう。

全巻セットは↓

日本史を読むテクニック③動画や音声で見る・聞く

最後の勉強法は日本史を「動画」で見る、または日本史を「音声」で聞くことです。

こちらの方法も文字に頼らず、理解のしやすい勉強法の一つです。

特に最近はYou Tubeなどの動画プラットフォームサイトで、勉強を教えてくれるYouTuberもいますので、活用しない手はないです。

学校の先生も授業形式で教えてくれるのですが、いつでもどこでも見れる動画は非常に便利ですよね!

また、スタディサプリは月額980円(税抜)で日本史に限らず、他の科目の授業動画を見放題なので、こちらもオススメです!

音声もYou Tubeで聞くことができますが、参考書にCDが付いている時があり、それを活用するのも手です。

音声だと、寝ながらでも移動中でも日本史の勉強が可能です。

なお、『石川晶康日本史B講義の実況中継』シリーズの電子書籍版では、出版社のサイトから、講義の無料音声をダウンロードすることができます。

これを機に、電子書籍での勉強をはじめてはいかがでしょうか?

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日本史は一応、暗記はしなければなりません

先程から暗記はいらないとばかり言っている気がしますが、勘違いして欲しくないのは、最初の勉強として暗記はいらないのです。

ある程度流れが掴めてきたら、当然覚える作業はしなければなりません。

ですが、最初の段階で暗記をするよりもかなり覚えやすくなっているはずです。

まとめ:日本史の勉強法フロー

 以下にまとめを記します。

  1. まず日本史の参考書を読み、流れや全体像を掴む!最低でも3週はした方が良いでしょう。
  2. ある程度、全体像を掴めてきたら細かい用語や自分の頭の中で抜けている用語の暗記を行う(参考書を使ってもいいですが、用語集でも良いです)
  3. 問題集をやってみる(一問一答方式とセンター演習型どちらも持っておくと良いでしょう)
  4. 問題集で解けなかった、あるいは覚えていなかった部分を参考書及び用語集で確認を行う
  5. 再度、問題集をやる
  6. 演習で80点前後を取るまではこの作業
  7. 80点前後を取れるようになってきたら、一旦勉強量を減らして1の作業だけに戻っても良いかもしれません

もちろん、1〜7のフローを行う時期は受験生のタイプによって異なります。

要は、英語や数学が既に点数を取れているのか、目指す大学がレベルが高いのか中堅国公立なのか、私立なのかによって若干異なるのです。

ですが、一般的には1を7月〜8月までに終わらせ、9月〜10月で2を終わらせる。

11月からは学校や予備校で演習がはじまると思うので、そのタイミングで3〜7の流れをやっていくという感じでしょうか。

ちなみになぜ80点設定かというと、ある程度の大学に行くためには、日本史に限らず社会科目は80点前後は欲しいです。

理由は、唯一力技ができる科目だからです。

英語や数学、現代文の点数って思ったより上がらないと感じますよね。

でも、社会科目はやればやるほど点数が上がります。

他の科目の点数が上がらない時に助けてくれるのが社会なのです。

したがって、どんな受験生でも80点辺りは狙っていきたいところですね。