センター試験の英語で最も効率よく得点を取る勉強方法

こんばんは!PARADIGM宮城です。
本日のタイトルは「センター試験の英語で最も効率よく得点を取る勉強方法」です。

今回はセンター試験得点率を70%に設定する受験生へお送りします。

なぜ、センター試験得点率70%なのか。

それは、国公立大学に受かるために最低限目指すべき得点率になっているためです。

地方国立大学のレベルだと、総合的(5教科7科目など)に60%や65%を求められる大学は多いです。

しかし、現在ほとんどの大学の二次試験で「英語」が課さられるのが現状です。

つまり、総合的に65%を取れば良いケースでも、英語だけはセンター試験70%ほどの実力を持っていると、他の科目分もカバーできる上、二次試験にまで対応できる力に繋がるのです。

さらに、近年は地方国立大学のレベルも上昇しつつあります。琉球大学なんか良い例です。

そして、英語の目標点を70%に設定することで、他の科目の勉強時間も十分に確保できます。

80%や90%を目指しても、難関大を受験するわけではないので、一つの科目(英語)がオーバーワークになってしまうのです。

他の科目との兼ね合いを考えた場合、地方国立大学に受かる上では70%という数字が最もコスパの良い得点率となっているのです。

そこで、地方国立大学レベルに受かるために英語の点数を70%に設定して、その70%をいかに効率よく達成するかについてこの記事では述べていきます。

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センター試験の英語で最も効率よく点数を稼ぐ方法。それは「読解」です!

では、センター試験の英語で最も効率良く70%=140点前後を取る方法は何でしょうか?

実はそれは「長文読解」なのです!

学校の英語の先生は「文法」が大切だ!という風に言うかもしれませんが、それ以上に大切なのが「読解」です。

なぜなら、センター試験の英語の配点の多くは読解が占めているからです。

以下では、そのことについてもう少し詳しく解説します。

長文読解の配点

センター試験の長文は200点中約140点分が長文読解の問題になります。

長文の配点が大きいので、ここでどれだけ稼げるかで点数が大きく変わってきます。

その長文読解の問題の中で、解答する際に、解答の根拠を大きく4つにわけることができます。

① 単語レベルの言いかえ  ⇒約25%

② 要約          ⇒約9%

③ 精読          ⇒約33%

④ 読み取り        ⇒約33%

以下でそれぞれを詳述していきます。

センター試験【英語】の読解単語レベルの言い換え

例えば、

(本文)something that she can make the most of on a daily basis

(解答) something she can use quite regularly 

(センター試験2019より)

となっています。

 

make the most of = 最大限に活用する

use = 使用する

on a daily basis = 日常的に

regularly = 定期的に

 

よって、

make the most of = use

on a daily basis = regularly

となり、この選択肢を選ぶ根拠となります。

このような単語レベルの言いかえがセンター試験では約25%程度出題されます。

難易度は最も低く、確実に正解していきたい問題です。

センター試験【英語】の読解②要約

(本文)We all know that she is very active. She often participates in sporting events and love spending time outside.            

(解答)leisure time                         

(センター試験2019より)

というように、本文中の内容を要約する問題が約9パーセント程度出題されます。

こちらは単語レベルの言い換えと似ていますが、少々文脈に頼らなければならない点で①単語レベルの言い換えより難易度は上がります。

センター試験【英語】の読解③精読

(本文)The researchers examined each painting for the presence of 91 foods, with absence coded as 0 and presence coded as 1.

(問題)For the category “Apples” in this research, a painting with two whole apples and one apple cut in half would be labeled as (         )   

(センター試験2019より)

以上の問題のように、本文中、または設問の英文を訳すことができれば簡単に解くことができます。

もちろん、訳すことが難しい箇所が解答の根拠となる場合が多いです。

特に、分子構文、比較がかなり多く問われます。こちらが約33%で出題されます。

センター試験【英語】の読解④読み取り

最後の読み取りですが、本文中に1文で抜き出せるような解答の根拠はありません。

本文の内容を読み取り、内容理解を問うような問題が出題されます。

英文を解釈した後、現代文の問題のように文脈を意識して解きます。

この問題が最も難易度が高く、受験生が苦手とするところでしょう。

こちらも約33%出題されます。

センター試験の英語で70%を目指す人へのアドバイス

センター試験を大きく2つに分けます。

・第一問、第二問のアクセント、文法

・第三問、第四問、第五問、第六問の長文

どちらを集中して勉強すべきか一目瞭然です。

センター長文で詳述しましたが、

① 単語レベルの言いかえ  ⇒約25%

② 要約          ⇒約9%

③ 精読          ⇒約33%

④ 読み取り        ⇒約33%

という様に出題されます。

この中で、「単語レベルの言いかえ」「要約」「精読」の3つが、解答の根拠となる部分を解釈することができれば、容易に正答できます。

つまり、「読み取り」を抜いた約7割の問題がいわゆる「英語力」です。

「読み取り」問題は英文を解釈した後に解答を行うので、「英語力+国語力」が必要となります。

センター英語で70%をとりたい場合、「単語レベルの言いかえ」「要約」「精読」で9割、「読み取り」で5割を目指します。

これを達成できればセンター長文で110/140点程度が期待できます。

第一問、第二問で30/60点程度獲得できれば、センター試験で70%を達成することができます。

「単語レベルの言いかえ」「要約」は単語帳の徹底暗記で9割達成できます。

「精読」は分詞・比較、余裕があれば関係代名詞が使われている英文を解釈する練習を行えば9割達成可能です。

というわけで、長くなってきたので今回はここまでとします。続きはまた次回ということで、お楽しみください。ここまで読んで頂きありがとうございます。