日本史の勉強で使える参考書3選!全体像を掴むのに必須!!

 こんばんは、PARADIGM代表の平良です。今回のテーマは「日本史の勉強で使える参考書3選!全体像を掴むのに必須!!」というタイトルでお送りします。

 なぜ全体像を掴むというサブタイトルがついているかというと、先日以下のブログでその旨の投稿を行いました。

・日本史をはじめから暗記しようとして勉強すると中々頭に入らない

・そもそも暗記したことを直接問われるような一問一答方式の問題は出ない

・したがって、まずは流れと全体像を掴むことが大事

・全体像を掴んでから暗記する方が頭にスッと入ってくる

https://paradigm0917.com/日本史の勉強法は暗記をしない!?/

 ブログの記事をまとめると以下のような感じです。

 そして、最後にその流れや全体像を掴むために使った方が良い参考書は次回に紹介しますと述べました。今回はそのおすすめの参考書を紹介します。

 はじめに言っておくと教科書はダメです!

 なぜなら、文章が硬い!硬すぎます!よほど、日本史好きじゃなければ読んでても退屈だし、逆に流れを掴みづらいです。参考書だと分かりやく噛み砕いて解説してくれているので、お金に余裕があるのならば参考書を使うべきです!

Contents

この記事を読む必要のある受験生

  • 日本史の受験勉強を今から開始する
  • 日本史の暗記がまだしっかりと覚えていない
  • センター試験形式の模試でまだ50点以下である
  • 二次試験の勉強や私立大学の対策を全くはじめていない
  • 社会科目で日本史を選択しようかと考えている高校1年生、高校2年生

という初学者向けの内容になっています。

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本

 まずははじめに紹介するのは、東進ブックスが出版している「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」です。

 割と定番的な参考書です。

 通史は「原始・古代編」「中世・近世史」「近現代史」という3分冊に分かれています。別に「文化史編」も出ていますが、ここでは通史の全体像を把握するための参考書を紹介します。

 本書を執筆している金谷俊一郎さんも日本史は暗記よりも流れを重要視すべきということを常々述べています。

 その金谷さんが書いた参考書なので、タイトル通り日本史の流れが掴みやすい良書となっています。一つひとつの歴史的事象に対して理由付けが行われており、「なぜ」その歴史的事象が起きたのかが理解しやすい内容です。

 参考書というよりは一つの物語を読むような感覚で読み進めることができます。

 また、一つひとつの冊子はそんなに分厚くなく、比較的手にとって読み始めやすい参考書になっています。

 とりあえず日本史の全体像を掴みたいという人にはオススメですね。

石川晶康 日本史B講義の実況中継

 続いては石川晶康さんが書いている「日本史B講義実況中継」です。

 実況中継シリーズは有名で、そのタイトル通り実際に講義を聞いているかのような文章で頭にスッと入ってきやすい参考書です。

 そして、実況中継シリーズ最大の特徴であるCD!

 このCDを聞きながら、本書を読むとそこは完全に講義が行われている予備校になります。

 金谷さんの「日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」シリーズにもCDはついていますし、今時の参考書のほとんどは音声で聞けるようなサポートがなされています。

 しかし、CDの講義のレベルで言うと本書が頭一つ抜ける印象です。

 昔から音声講義には力を入れていたので、そこは他の参考書シリーズと比べると自信があるのでしょう。

 欠点は分厚いことです。

 分量が多い上にシリーズ全部を終わらせるためには、4冊読まないといけません(そのためにCDがあるとは思いますが)。

 1周するためにはどうしても時間がかかりますし、数周するとなったら余計にです。

 そのため、他の科目にある程度手が回っていて多少余裕があって、日本史をじっくりと勉強したい受験生には向いているかもしれません。

センター試験 日本史Bの点数が面白いほどとれる本

 こちらも定番の「面白いほど」シリーズです。

 「面白いほど」シリーズは、本屋さんに行けば誰でも目にしたことがあると思われるほど有名で黄色いカバーにアニメのイラストが描かれているのが特徴です。

 「面白いほど」シリーズの内容的な特徴は、他の参考書と比べるとクセがあまりないことですね。

 上のあげた2冊は好き嫌い分かれることもあるとは思いますが、こちらは参考書のお手本的なつくりになっているので、読みづらいやわかりにくいという意見は少なめです。

 また、センター試験形式の問題をその都度載せてくれているので、インプットとアウトプットどちらも出来る参考書になっています。日本史の参考書の中では珍しいです。

 欠点としては、長い日本史を1冊にまとめられているため、情報がかなり圧縮されています。わかりやすい内容なのですが、自分なりに上手く頭の中を整理する必要があります。

 1冊にまとめられていることはメリットでもあります。日本史や世界史の参考書はどうしても複数の冊子に分割されてしまい、揃えるのに費用がかさみがちですが、「面白いほど」シリーズは1冊買えば終わりです。他のシリーズを3、4冊まとめ買いしてして、後々自分には合ってなかったという失敗が起きづらいのです。

 そのため、日本史を選択科目にするかどうか悩んでいる高校1年生や高校2年生にはオススメです。この参考書である程度日本史の内容を把握した後、他の参考書に手を出しても良いでしょう。中間試験や期末試験対策にも使える1冊になっています。

まとめ

 以上、日本史の全体像や流れを掴むために必要な参考書を3冊概観しました。

 世の中には参考書は山程あるため、今回は3冊に絞って紹介しました。

 定番以外のものはまた次回の機会に紹介したいと思います。

 このレビューを読んで、自分にあった参考書を購入して流れを掴むことを意識してください。