浪人生活を失敗しないために心がけておきたいこと4選

こんばんは!PARADIGMさときです。
本日のタイトルは「浪人生活を失敗しないために心がけておきたいこと4選」です。

もう4月も半ばです。新浪人生はそろそろ塾を決め、本格的な勉強をはじめなければならない時期です。

高校生の時の失敗を忘れ、心機一転この1年を頑張ろうと張り切っているとは思いますが、酷なことに浪人生の第一志望校の合格率は低いのが現状です。

割合的には10%〜20%とも言われています。

それは、なぜか?

大半の浪人生が「浪人」というものを大きく勘違いをしているためです。

去年の1年間はあまり勉強時間が取れなかったし、「1年あれば何とかなるでしょ」と甘い考えをしている人は多いと思います。

じゃあ、第一志望校への合格率が低いと言われてしまう現状をどう打破すれば良いのか?

今回は、浪人する上で心がけておきたいことについて、PARADIG(パラダイム)流に解説致します。

Contents

浪人生の1年間は【1年】じゃないということを心がけましょう!

浪人生が4月になって新しい1年がはじまるぞ!と気合を入れても、センター試験が1月、二次試験が2月にあると考えた時に、浪人生には【1年】という時間を与えられていません。

ほとんどの浪人生は3月に予備校を探し、4月から勉強をスタートさせます。

なので、センター試験までは10ヶ月、二次試験までは11ヶ月しかないのです。

それにも関わらず、まるで本当に1年という時間が与えられていると考えている浪人生がとても多いです。

そのためか、4月に入っても勉強のスイッチが入らず6月前後で行われる模試の結果を見て、自分の今の状況に気付き、7月8月頃から本格的に勉強をはじめる人が多くいます。

とはいえ、1月の段階から来年度への勉強をはじめている人など少数であるので、365日が与えられていない条件は皆同じなのです。

したがって、社会人や新高校生などと同じような新生活が待っていると期待するのではなく、3月あるいは4月の頭の段階から1日8時間以上の本格的な勉強をスタートするべきなのです。

これまで成功を収めた浪人生は春先からそのような生活を送っています。卒業後だからといって、遊びすぎないようにしましょう。

友達を多くつくらないようにしましょう!

基本的に浪人生に友達はいりません。

特に集団型の予備校に通う浪人生にありがちなのですが、予備校を大学のキャンパスか何かと勘違いし、友達を多くつくったり、恋愛をしたりすることがあります。明らかに勉強の邪魔になります。

友達の多い人は、よく話かけられ自分の時間を奪われます。

自分から話かけることも多いでしょう。

友達と一緒に勉強するといってやってみたものの、3時間中、30分から1時間はお喋りの時間だったということはよくある話です。

したがって、基本的に友達を積極的につくらないことをおすすめします。

しかし、勉強漬けの1年間は中々つらいものです。

精神的に辛い時に支えてくれる人は欲しいと思う気持ちは理解できますし、楽しさの中に見出す努力もあると思います。

なので、友達は【多く】はいらないのです。

勉強の支障をきたさない程度の関係及び人数であればむしろ効果的に作用することもあります。

いずれにしても、友達同士で遊びすぎないよう心がけましょう。

ポートフォリオをつくってみましょう!

ポートフォリオとは、教育的には個人評価ツール(パーソナルポートフォリオ)を指します。

これは、生徒たちが学習過程で残したレポートや試験用紙、活動の様子を残した動画や写真などを、ファイルに入れて保存する評価方法のことです。

要は記録ですね。

よく受験生の心構え的な記事の中に、「学習スケジュールを立てましょう」という文言をみかけま。

しかし、これに関して私はそこまで効果的じゃないと思っています。

なぜなら、そのスケジュールが効率が良いかどうかは実験的にやってみないことには、判断がつかないからです。

そして、何より予定は崩れやすいもので、崩れた時のもういいや感は多くの人が経験済みだと思います。

したがって、まずは大雑把に今日は10時間は勉強するという目標を立て、感覚的で良いので勉強をしてみます。

寝る前に、今日は何をどれぐらい勉強したのか記録をつけるのです。

勉強もそうですが、ご飯にかかった時間、睡眠時間、移動時間などすべて記入することをおすすめします。

その記録を続けて1週間あるいは1ヶ月と続けていくと、課題が目に見えるようなります。

例えば、国語の勉強時間が足りないだとか、社会をオーバーワーク気味にやっているなど。

その現状を把握の上で、スケジュールを立てるのはいいかもしれません。

このポートフォリオシステムのメリットは、他人に評価してもらうことができるところです。

予備校に通っている浪人生なら、担当講師やアドバイザーなどにチェックを付けてもらい、改善点を見つけることができます。

これは、浪人生に限らず受験生全てにおいて心構えて欲しいことではありますが、勉強に記録をつけることは本当に大切なのです。

模試を受けすぎないようにしましょう!

模試を多く受けるのは辞めましょう!

ほとんど意味がないです。

なぜか浪人生になったらやたらと模試を多く受けだす人がいます。

模試は丸一日使って行われるので、貴重な勉強時間を相当多く奪われます。

そして、その後模試の復習なんかをやりはじめると2〜3日無駄になります。

もちろん、学習できることはあるだろうし、演習として捉えることもできます。

しかし、やはり不合理な1日となります。多い時期だと週に1回は行われたりもするので、自分の志望校のレベルに沿って最適な模試のみを受けることをおすすめします。

例えば、地方国立大学を目指している受験生はベネッセや河合模試だけで十分だといえます。

難関大を目指す人であれば、ベネッセではなく駿台模試や大学別模試を積極的に受けるべきです。

模試で分かるのはあくまで自分の学力なので、そう何回も何回も確認する必要はありません。

似たような模試を何回も受けるぐらいなら、その日1日を勉強の時間に当てる方が圧倒的に合理的です。

まとめ

まとめとして浪人生活を送る上で心がけないといけないことは以下の4つです。

  • 丸々1年の時間があると思わないこと
  • 友達をつくりすぎて、時間を浪費しないこと
  • ポートフォリオをつくって自分自身の学習を振り返ろう
  • 模試を受けすぎて、時間を浪費しないこと

これら4つを心がけるとことで、第一志望校への合格へと一歩近づくことができます。

この1年は人生の方向性を決める大切な1年になります。合理的で効率の良い1年を送りましょう。