総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策はいつからはじめたらいい?開始時期について解説!

こんばんは!NPO法人パラダイム理事長のさときです。
本日のタイトルは「総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策はいつからはじめたらいい?開始時期について解説!」です。

この質問は本当によく受けます。

数学や英語は学校の授業のカリキュラムの中に存在していますが、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)は学校のカリキュラムの中の存在していません。

そのため、受験生だけでなく、学校の先生や塾の先生もいつ頃、どうやって指導をしたら良いか分からないということがよくあるのです。

本気で総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)で合格したい受験生は、その対策開始時期を見誤ってはいけません。

そこで、この記事ではいつどのタイミングで対策をはじめるべきなのかについて徹底解説したいと思います。

Contents

結論:総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)対策は高2の2・3月から

まずはじめに結論からお伝えします。総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)対策を開始するベストな時期は高校2年生の2月3月辺りが良いです。

その理由ついて以下で解説していきますね。

理由:なぜ総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策を高2からはじめると良いのか?

なぜ総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策を高2からはじめると良いのか?

それは、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)で必要なプレゼン力や論理的思考力、課題解決能力、文章力といった勉強ではない力は短期間では身につかないためです。

総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)では、数学や英語ではなく、面接試験や小論文試験が主に課されます。

※大学によってはプレゼン試験や集団討論、学科試験(数学、英語など)を課す大学もあります。

これらの試験を合格するために必要な能力は高校生活の中ではほとんど身についておらず、多くの受験生が試験の直前期(約1ヶ月〜2ヶ月)辺りから面接練習を開始したり、小論文をはじめたりします。

しかし、社会人でも上手に文章が書けたり、わかりやすいプレゼンができる人などそうそういないにも関わらず、高校生(または浪人生)が受験勉強も並行しながら短期間でそれらの能力を身につけられるでしょうか?

答えは「ノー」ですね。長年、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)対策に携わっていますが、合格している受験生はもともとそういった自力があった子だったり、コミュニケーション能力が高いという生徒ばかりでした。

偏差値の高い進学校に所属している高校生などであれば、学校内の取り組みとして課外活動を積極的に参加させたりして、勉強外の能力を養っていることもあります。

ですが、大半の受験生はそういった力がないまま面接試験や小論文試験に挑み、打ち破れ、一般入試の勉強もおろそかになるという最悪の自体を招きかねないのです。

多くの総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の試験時期は10月〜12月にかけて行われるということも頭に入れておいた方がいいです。

その時期は勉強も切羽詰まってくる状況、そんな中で総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)を行うと、自分自身により負荷をかけてしまいます。

そのため、まだ余裕がある高校2年生の2・3月頃に少しずつ対策をはじめるとより合格に近づくことができるのです。

ちなみに、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)を受験するにあたっては、募集要項に平均評定が4.3以上であることなどの要件が課されていることも多いので、そういった意味では高校入学時から意識して評定を上げておくことも必要となります。

とはいえ、志望校にもよります

上記のように、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)対策をはじめる時期を高2の2・3月と言いましたが、志望する大学によってはもう少し前後することもあります。

総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)で一番有名なのはSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)があげられると思いますが、このようなハイレベルな大学であれば、早ければ早いにこしたことはないです。

しかも、早く対策するだけでなく、高校入学の時点から受験を見越した課外活動を行い、アピールする材料を用意しておく必要があります。

高校3年間、部活を続けました〜だけでは、なかなか合格を勝ち取れない大学です。

一方、地方国公立大学や中堅私立大学(日本大学や専修大学など)はどうでしょうか?

こちらは入試難易度がそこまで高くないこともあり、ライバルもそんなに早い対策を行っていない可能性が高いです。

そのため、必ずしも高校2年生の2・3月に対策を開始しなければいけないということはないかと思います。

しかし、他の受験生が早期に対策していないからこそ少しでも早く対策をはじめることで、ライバルに差をつけることができます。

中堅国公立大学、難関私立大学は高校1年生からの準備が必要

さきほど、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策は高校2年生からはじめると良いと述べました。そして、狙っている大学によっては、少し遅らせても良いと伝えました。

しかし、やはり上位の大学を狙う場合は高校2年生からでも既に遅い場合があります。

なぜなら、難関大学では「活動実績」を報告させる大学もあるからです。もし、そういった類の書類提出がない場合でも、ライバルの受験生はこれまでの人生経験で何かしらアピールすることのできる活動を継続して行っている人物だと考えた方がいいです。

例えば、留学を経験しているであったり、文部科学省の高校生向け事業に参加していたりなど大人顔負けの輝かしい実績を持った人である場合が多いと考えていいでしょう。

本格的な対策という意味では、高校2年生後半からでもいいかもしれませんが、そもそも合格できる土俵に立つためには、高校入学直後からの準備が必要となるのです。

総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)に合格するためにはどんな準備が必要か?

皆さん、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)では高校2年生からの早期対策が必要だということは十分理解できたかと思います。

それでは、対策するといってもどんなことをしたらいいのか何を準備したらいいのか、その点について解説していきます。

まずは手頃なところで、英検などの検定を受ける準備をしよう!

一番わかりやすく準備がしやすいのは英検を受験することです。

英検は総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)で有利になるだけでなく、一般入試で加点扱いされる大学も多くあります。

受験しておいて損のない検定です。

今の自分にアピールするものが少ないなと思ったら、受験を検討しましょう。

英検の年度はじめの第1回試験は3月〜4月にかけて申込みが開始します。試験は5月から6月にかけて行われますね。合否がだいたい7月頃なので、総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の申込み時に記入できるぎりぎりのスケジュールとなります。

なので、そういった意味でも総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の準備や対策を意識しはじめるのは高校2年生の2・3月頃が最適なのです。

ちなみに、難関大学や中堅国公立、あるいは難関私立大学を狙うのであれば、最低でも英検2級を取得することが望ましいです。あくまで最低でもなので、できれば準1級を取得しておく方がいいです。

また、英検でなくともTOEICやTOEFL、GTECなどでも良いです。

コンテストなどにチャレンジ

活動歴などの実績を積み上げるためには、何かしらのコンテストに挑戦するのもいいでしょう。

例えば、毎日新聞社が毎年「インターネットによる高校生小論文コンテスト」というコンテストを開いています。

もちろん、入賞するためには、相当な実力が必要ですが、チャレンジするというだけでも小論文の練習になるでしょう。

実はこのようなコンテストやコンペは結構色んなところで開催しているのです。

小論文の書き方を参考書で勉強してみる

あとは、小論文の書き方やプレゼンテーションなど、自分の試験に必要な内容について少しずつ進めておくといいでしょう。

小論文の書き方でおすすめの参考書は「落とされない小論文」です。

別の記事でも小論文の書き方や参考書について書いているので、是非参考にしてみてください。

まとめ

以上、「総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)の対策はいつからはじめたらいいか?」についてまとめてみました。

もう少し詳しくアドバイスを受けたいという方は是非NPO法人パラダイムが運営している学習塾パラダイムまでお問い合わせください。

学習塾パラダイムでは、オンラインで総合型選抜・学校型選抜(旧AO入試、推薦入試)対策も実施しております。