こんばんは!NPO法人パラダイムさときです。
本日のタイトルは「休校によって進むオンライン授業、自宅で学習するコツは?」です。
2020年5月5日現在、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、多くの学校が休校措置を取らなければいけない現状にあります。
そのため、学校や学習塾ではオンライン授業の導入が進み、もはや自宅でオンライン学習することが当たり前になりつつあります。
ですが、オンライン学習にはまだまだ色んな課題点があります。
NPO法人パラダイムでは、割と前からオンライン学習を導入していたので、今までの経験からオンライン授業を受ける際の心構えやコツについて伝授できると思い、この記事を書きました!
この記事を読んで、新しい学習様式であるオンライン学習に対応できるようになりましょう!
・オンライン授業を受ける予定、受けることを検討している、既に受けてている小中学生
・オンライン授業を受ける予定、受けることを検討している、既に受けてている高校生、浪人生
・大学でオンライン授業がはじまる大学生
・上記の3つのいずれかに該当する保護者
Contents
オンライン学習、オンライン授業の課題とは?
この記事を読んでいる皆さんは、既にオンライン授業を受け始めているでしょうか?
既にオンライン授業を受けている方はどのようなことが課題だと思いますか?
僕がオンライン上で指導していた時に感じた課題は、生徒が能動的になれないことです。
つまり、自分から勉強しようと思っても勉強できないということです。
もしかしたら皆さんも同じようなことを思われたのではないでしょうか?
この項目ではオンライン学習の課題について解説します。
学校や予備校によって学習習慣が身についてた!?
実は学生の皆さんは、学校という存在によって学習する習慣が身についているのです。
毎朝6:00〜7:00に起床し、朝ごはんを食べて学校に行く。そして、学校で決まりきった時間割、カリキュラムのもと授業を受ける。宿題を出される。人によっては、その後学習塾・予備校でまた勉強をするでしょう。
そういった習慣が染み付いているからこそ、勉強できていたふしがあります。
もちろん、普段から自宅でも学習習慣が身についている方もいると思いますが、多くの人は学校・塾・予備校という存在によってその習慣が維持されているのです。
オンライン学習では自分から勉強しないといけない
新型コロナウイルス感染症が流行している影響により、学校や塾に通うことが難しくなりました。
今まではとりあえず学校に行けば授業が開始するので、それを受ければ勉強していることになり、学習リズムをつくることができました。
しかし、自宅でのオンライン学習はそうはいきません。
待っていても授業ははじまらないので、自分から積極的に映像授業やICT教材を活用する必要があります。
しかも自宅にいるので、いつでも中断でき、眠ることがだってできるし、スマホを触ることやテレビを見ることだってできます。
つまり、誘惑が多いのです。
周囲に同じ生徒がいる学校や学習塾とはわけが違います。
オンライン【学習】ではなく、オンライン【授業】であれば大丈夫?
僕は先程からオンライン学習とかオンライン授業とかっていう言葉を使っていますが、厳密に定義しますね。
【オンライン学習】・・・パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってオンライン上で学習すること。映像授業を見たり、ICT教材で宿題をやったりすることが該当する。
【オンライン授業】・・・パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってオンライン上で授業を受けること。SkypeやZoomというソフトウェア、アプリケーションを利用してリアルタイムで授業を受けることが該当する。
両者の違いは、リアルタイムであるかどうかの違いです。
オンライン授業であれば、あくまで見てるのがパソコンなどの画面であるだけで、受けている感じとしては学校での通常の授業と変わりありません。
オンライン学習であれば、リアルタイムでないのでいつでも勉強できるというメリットをがありますが、先程も述べた通り、いつでもできるという反面いつでもサボれるという側面も持っています。
なお、オンライン学習の定番といえば、スタディサプリのようなアプリが代表例です。
一方、オンライン授業はリアルタイムで先生と繋がっているので、居眠りすることや途中で別のことをやりだすなんてことはできません。
眠っていると教室内と同様に注意が飛んでくることでしょう。
また、オンライン授業の場合、個別指導もあるとは思いますが、多くの場合は集団で受講します。アプリの機能で先生1人対50人なんてことが可能ということですね。
つまり、オンライン授業の方であれば自宅とはいえ、集中せざるを得ない環境になるということです。

オンライン学習、オンライン授業の課題まとめ
以上、オンライン学習、オンライン授業の課題をみてきました。
オンライン学習、オンライン授業のまとめとしては以下の通りです。
- いつでも受講できる反面、いつでもサボることができる
- いつでも受講できるため、自分がから進んでやらないといけないが、中々できない
- オンライン授業であれば、受講せざるを得ない状況にはなる
自分から進んで勉強しなければいけない、開始しても集中できないといったような課題はオンライン学習に限りません。
普段の学習上での課題でもあります。
しかし、今は全面的にオンライン授業になっているため、普段から学習習慣が身についていない人が困っている状況になっているということですね。
オンライン学習のコツ
オンライン学習、オンライン授業の課題をは把握できたでしょうか?
それでは、今からその課題を克服するための術をお伝えいたします!
長時間集中しない!
さあ、今まで学校や学習塾に通っていたからこそ学習習慣が身についていた生徒はどうすれば良いでしょうか?
ずばり、そういった方がオンライン学習で上手く勉強するためには「長時間集中しないこと」が重要となります。
実は以前もそんなことをこのブログ内で記事にしています。
こちらも参考にしてみてください。
要は、人間の脳は集中を持続させないようにできているため、休憩を適度に挟ま見ながら学習を行うと良いということですね。
これは、メンタリストのDaiGOさんが著した「自分を操る超集中力」でも詳しく解説されているので是非読んでみてください。
具体的には、例えばYou Tubeやスタディサプリなどで提供されている映像授業は10分〜15分程度で一度見終わり、5分ほど休憩してまた続きを再開するというようなやり方でも良いでしょう。
上手く休憩を入れることで、学習時間を最大限まで伸ばし、効率の良いオンライン学習を実践しましょう。
また、オンライン上で達成しなければいけない課題がある時も課題に集中する時間を短くしましょう。
例えば、オンラインでの宿題・課題を2時間で終わらせるという意気込みではじめたとしても、日頃より学習習慣が身についていない人は30分程度で集中力が切れてスマホを触ったり、テレビを見てしまうことは容易に想定できます。
そのため、課題に取り組む時間を長時間で見積もるのではなく、ある程度短く設定してその時間内に達成できるよう取り組むことが大切です。
人間、時間に余裕があると無駄なことをしまいがちです。
短く時間を設定し、それでも達成できない場合は短い休憩を挟んだ後にまた短い時間を設定して達成できるよう取り組みましょう。
このコツはオンライン学習に限った話ではありませんが、自宅での学習習慣が身についていない人だからこそ、まずは短く集中する時間を何度もつくることがコツなのです。
オンライン塾を選ぶなら映像授業型ではなく、集団授業や家庭教師・個別指導型を
スタディサプリやYou Tubeなどの映像授業型では、どうしても自分から勉強できないという人は、オンラインでの家庭教師サービスや個別指導サービスを選択すると良いでしょう。
オンラインでの家庭教師サービスであれば、【e-Live】

このようなサービスであれば、通常の塾と同様に決まった時間に授業を受けなければいけません。
また、【進研ゼミ中学講座】

最近では、大手の松陰塾でも【ネット松陰塾】

映像型授業で中々学習が進まない人は、リアルタイムで授業を受けられる上記のようなサービスが良いでしょう。

オンライン授業、オンライン学習を受ける上で最適な環境は?
集中の仕方や自分に適したオンライン学習塾を見つけたら、今度はオンライン上で学習するための環境を整備しましょう。
勉強する上で、机や椅子、うるさくない場所、使いやすい筆記用具など快適な学習環境は必要不可欠ですよね。
それは、オンライン上で学習する際も同様です。
これまでの学習環境とは異なるので、どういった環境が最適なのかを解説します。
パソコンまたはタブレット〜ハイスペックは必要ない〜
当たり前ですが、オンライン授業を受ける上でパソコンやタブレットは必要不可欠です。
さて、そこで揃えなきゃいけない機器はハイスペックなもの(CPUやメモリなどが高品質なもの)を用意しなければいけないと思いがちですが、必要ありません。
オンライン授業を受ける上で、使用するソフトやアプリはSkypeやZoomなどであり、これらを利用する上で高性能のパソコンは必要ないのです。
オンライン授業の流行に流され、高価な機器を買わないようにしてください。パソコンであれば、10万円前後または、10万円以下のパソコンで十分です。ただし、WEBカメラとマイクがついていることが条件です。
パラダイムでは、ICT学習支援ボランティアを実施しているのですが、そこで利用しているのはAmazonが販売しているFire HD 10タブレットです。
16,000円程度で買えます。ZoomやSkypeも利用できます。
間違っても高価なiPad Proなどを購入しないようにしましょう。
※通常のiPadであれば、安いものであれば3万円後半から購入できるので、それだと良いかもしれません。
ネット環境〜必須〜
これもパソコン、タブレットと同様当たり前ですね。
いまや自宅にネット環境が無いという人はかなり少ないと思うので、特におすすめするものはありませんが、現在僕たちNPO法人パラダイムでは、「ハグミナ光」という事業を業務委託で行ってるので、もし興味あれば覗いてみてください。
イヤホンまたはヘッドセット〜必須度:中〜
イヤホンやヘッドセットは必須ではありませんが、あると快適な学習が可能です。
映像授業であれば、ある程度音質は確保されていますが、ライブ授業やZoomなでによる個別指導では、やや聞き取りづらいことがあります。
また、自分から声を発する際にマイクがあると相手に伝わりやすくなり、円滑にコミュニケーションが取れるようになるので、マイク付きのイヤホンやヘッドセットがあると良いでしょう。
おすすめは、iPhoneに付属しているイヤホンです。
マイクも付随していますし、安価で音質も良いです。
ヘッドセットはAmazonで検索すると、ゲーム用などが多く表示され、安価なものから高価なものまでありますが、1,000円〜2,000円n程度のもので構いません。
僕はオンライン指導では、楽天で買った1,500円ぐらいの安いヘッドセットを使ってます。
ペンタブレット〜必須度:低〜
あまり言及されている記事はみかけませんが、実はペンタブレットがあるとかなり快適なオンライン授業、オンライン学習が可能です。
例えば、Zoomではホワイトボード機能というものがあり、まるでノートのように画面上に自由記述することができます。
パソコンだと、マウスやトラックパッドで書くことになるのですが、マウスなどではまともに書くことはできません。
そのため、このペンタブレットが必要なのです。
では、なぜオンライン授業やオンライン学習でペンタブレットがると良いのか。
それは、オンライン授業最大の弱点である自分のノートを見せられないというところにあります。
鉛筆で書いたノートを先生に見せようと思うと、WEBカメラにノートを近づけて見せることになるのですが、はっきりとは見えません。
例えば、自分が書いた計算式を先生に見せて、こんな思考で問題を解いたということを見せたいと思っても、それが中々伝えられないのです。
それは、先生側でも同様です。数学などの口頭では説明しづらい教科は実際に書いて解説したくなります。ですが、高品質なビデオカメラと黒板を使わない限り、それは実現できません。
そのため、ペンタブレットがあればZoomのホワイトボード機能上で滑らかに記述することができ、自分の計算過程や思考した図式を円滑に伝えられることができます。
必須ではありませんが、1対1のオンライン家庭教師サービスでは持っておくと活躍してくれるかもしれません。
まとめ
以上、オンライン授業、オンライン学習を受講する際のコツについて紹介してきました。
まとめますと、以下の通りです。
・オンライン学習する時は、長時間集中せず、勉強時間を短く設定して上手く休憩を取って学習時間を最大限まで伸ばしましょう
・映像型授業で中々取りかかれない人は、オンライン家庭教師サービスなどのサービスを受講することを検討しましょう
・イヤホンやヘッドセット、ペンタブレットを活用することで、より快適なオンライン学習が可能になります
新型コロナウイルス感染症流行の影響により、自粛生活が続いていますが、これを機に効率の良い学習方法を身につけ、学力を伸ばしていきましょう!
