琉球大学の二次試験英語ってどうやって勉強するの?

こんばんは!PARADIGM宮城です。

本日のタイトルは「琉球大学の二次試験英語ってどうやって勉強するの?」です。

今回のブログはローカルなものとなっております。

私達の拠点は沖縄に所在するので、今回はあえて私達の地元の大学である「琉球大学」の二次試験について取り上げました。

近年は琉球大学も難化が進行しており、センター試験だけでなく、二次試験も十分に対策をしなければ合格を勝ち取ることができません。

琉球大学の偏差値上昇か?

そこで、今回は琉球大学の二次試験の中でも「英語」を取り上げ、その勉強法について解説いたします!

Contents

琉球大学の英語の傾向

英文

琉球大学の二次試験では第1問、第2問ともに総合問題が出題されます。

選択式の問題や日本語で答える問題、英語で答える問題も出題されます。

英単語数は700~1000字程度の長文が出題される傾向にあります。

英文の難易度は高くはありませんが、出題パターンに一貫性がなく、様々な問題に対応できる技術を身に着ける必要があります。

私立型の問題から国公立型の記述式の問題まで多種多様な問題が出題されます。

特に最近出題された、「正しいものには〇、正しくないものには×、本文から判断できないものには△」の問題は一部の難関私立大学では有名な問題です。

また、第3問は会話文となっています。評論などかたい英文だけではなく、会話文の知識も必要になります。こちらは会話文の問題にありがちな空欄補充や内容一致問題が主となっているので、こちらの対策はそれほど苦労はしないでしょう。

英作文

第4問は英作文の問題となっています。英訳ではなく完全な英作文です。

課題が与えられ、その課題に答えるという形式です。

文字数は150字と、全国的にもトップクラスの長さです。課題も簡単ではありません。

サマータイムの是非や読書時間のグラフ読み取りなど、受験生によっては、日本語でも書くことが難しい課題があります。

普段からディベートに使われるようなテーマに関して意見を持つようにし、まずは日本語で自身の答えを言えるようにしておきましょう。

琉球大学の二次試験はどれぐらいの点数を取れば良いのか?

文系学部

二次試験の英語でとりたい点数は6割の120点です。

どこの国公立を目指す場合も言えることですが、目標は満点ではないことを意識してください。

医学科

理数系の科目の得意不得意にもよりますが、医学科では140点を目標にしたいところです。

英語で高得点をとることは難しいので、理科や数学を得点源にし、英語を7割で合格できるようにしましょう。

二次試験対策が始まるまでにやっておきたいこと

参考書

琉球大学の二次英語で最も対策が難しいところは、第4問の英作文です。

本格的な対策に入る前に、英作文の基礎を必ず固めておきましょう。

英作文の基礎として身に着けておきたい知識は英文法の知識です。

もちろん、偏りがあってはいけないので、英文法をまんべんなく学ぶことができる総合書を用いて学習を行ってください。

おすすめは、『Next Stage英文法・語法問題』です。

左ページの問題を解くことはもちろんですが、右の解説ページを読み込み、英作文で書けるようになるまで覚えていきましょう。

第1~3問までの長文で必須なのは英単語です。

センター試験などでもいえることですが、演習に入る前に英単語を必ず覚えておきましょう。

可能であれば、英語を日本語に変換できる力だけではなく、日本語を英語に変換できるようになるまで覚えることを目指してください。

スペルの暗記は英作文でも使いますが、第1~2問に出題される、英語で答える問題でも活躍します。

『ターゲット1900』はレベル別で単語帳が構成されているため、英語→日本語に変換するための暗記は1900語を必ず覚えておきたいところですが、日本語→英語の暗記は800語まで覚えれば十分でしょう。

宮川 幸久 (著),ターゲット編集部 (編集)

英語に慣れる!

また、700~1000字程度の英文に慣れることも大切です。

最初にも言いましたが、琉球大学の第1問、第2問は700~1000字程度の英文が出題されます。

英文の難易度は高くはありませんが、問題の傾向が読めないので、本番で今まで見たことがないタイプの問題にあたる可能性があります。その場合、焦らないことが大切です。

焦らないためには、問題にじっくり取り組む時間を確保することです。

そのために、英文を速く読み、問題を解く時間を多くとれるようにしましょう。

二次試験対策を行う前に長文対策のためにやっておきたい問題集はセンター形式の問題集です。センター試験の第六問は長文の難易度、長さともに適しています。

センター形式の問題集を進める中で、選択問題に慣れていきましょう。

さらに英文を読むスピードを意識しましょう。

センター試験は問題数の割に解く時間は少ないので、時間を意識してセンター対策を行えば、自然と英文を読むスピードもあがるはずです。

センター形式の問題で140点を目指して演習を行いましょう。

琉球大学英語の本格的な対策法

第1~2問 長文(総合問題)

第1~2問は評論文のようなかたい内容の英文で700~1000字程の英文が出題されます。問題の形式は多種多様にわたるので、幅広い対策が必要になります。

センター試験で140点程度とれるほどの実力がある人は問題の形式ごとに対策を行うことをおすすめします。

選択式の内容一致問題では、センター試験の第六問を演習すれば十分対応できるでしょう。

内容一致問題を十分に自信がある人は、2019年に出題された、「正しいものには〇、正しくないものには×、本文から判断できないものには△」の問題の対策を行いましょう。

△という選択肢が増えるだけで、単なる〇、×の内容一致問題とは大きくレベルが異なります。この問題を解けるようになれば、基本的に選択肢がある問題では困らないでしょう。

しかし、この〇、×、△の選択肢を持つ問題は、センター試験や一般的な参考書、問題集には載っていない型の問題です。

琉球大学でも2019年にしか出題されていないため、過去問も十分にありません。

そのため、立命館大学の英語で練習しましょう。

立命館大学の第1問は一般的な、設問に答える4択の問題やシンプルな内容一致問題を含め、「本文の内容と一致するものは1、一致しないものは2、本文の内容からではどちらとも判断できないものは3」を選ぶ問題があります。

英文の長さは琉球大学の問題よりも少々長くなりますが、英文の難易度はそれほど高くないため、立命館大の過去問の第1問を演習すれば琉球大学の対策には十分でしょう。

第3問 会話文

琉球大学二次試験の第3問は会話文が出題されます。こちらで出題される問題は一般的な問題です。対策には特に変わったことを行う必要はありません。

まず、会話文の対策で最も大切なことは会話表現の暗記です。

一般的な単語帳には載っていない、会話文特有の熟語や慣用句が使用されます。まずはそちらを暗記しましょう。

市販の問題集や参考書では覚えなければいけない会話表現がしっかり提示されます。

さきほど、二次試験対策を始める前に行っておきたい参考書として、「ネクストステージ」をあげましたが、この参考書にも十分載っているので必ず暗記しておきましょう。

会話文の重要表現を暗記した後は、ひたすら過去問演習を行いましょう。

演習の中でまだ覚えていない表現が出てくるたびにそれをまとめてください。表現を覚えれば覚えるほど第3問の点数は伸びていきます。

第4問 英作文

琉球大学の英作文の特徴は、150字という長さと課題の難しさです。

2019年の英作文は読書量が減ってきている大学生の現状をグラフから読み取り、

  • 現代の大学生の問題や課題を浮き彫りにしている
  • 現代の大学生の問題や課題は見いだせない。

以上のAまたはBの立場を選択し、意見、理由を述べる問題です。

読書の是非は難しい問題で、日本語でもどちらの立場で論じるか迷い、自身の意見をまとめられない人がいると思います。

そのため、英作文の対策はまず有名なディベートの課題一覧をみて、それを日本語で出来るようになることから始めましょう。

おすすめはディベート甲子園の中学の問題です。

この中のテーマには実際に琉球大学の英作文のテーマになっているものもあります。

これらのテーマをまずは日本語で考え、それが出来たら英語で書いていきましょう。

また、実際に書いた英作文は誰かに必ず添削をしてもらいましょう。

琉球大学二次試験英語の対策まとめ

以上、琉球大学の二次試験英語の勉強法について解説いたしました。

冒頭でも述べましたが、琉球大学は年々難易度が上がっています。

センター試験の点数に余裕のある人は早めの対策を心がけるようにしましょう!