歌詞から学ぶ英文法;助動詞編〜RADWINPSの歌詞を用いて

 こんばんは。PARADIGMのみやぎです。

 英文法は敷居が高い、と思われる受験生は多いですよね。

 とくに、こんなの日常生活で使わないよ、というような表現ならなおさらですよね。

 しかし、日常生活には意外に様々な表現が隠れています。

 今回は有名な歌の中に潜んでいる歌詞の中の表現を取り上げます。

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この記事を読んだ方が良い人

  • 英語が苦手だけど、英語の勉強をはじめてみたい人
  • 受験を控えた中学生、高校生
  • TOEICやTOEFLなどの語学試験の挑戦を考えている人

RADWINPS 「オーダーメイド」

 RADWIMPSの「オーダーメイド」の一節を引用します。

きっと僕は
尋ねられたんだろう
生まれる前、
どこかのだれかに
未来と過去
どちらか1つを
見れるようにして
あげるからさ

オーダーメイド RADWIMPS

 一度は聞いたことがあると思います。

 「きっとぼくは尋ねられたんだろう」

 この表現について本日は解説していきます。

 この表現をみたとき時制はわかりますか?

 「尋ねられた」のは過去のお話です。

 しかし、「~だろう」というのは現在考えている内容です。

 過去のことについて現在考えています。

 そのような表現を行いたいときに「助動詞+have+過去分詞」を用います。

 尋ねられた → I was asked  になるので

 ぼくは尋ねられたんだろう → I would have been asked.

 という風になります。

 このように過去のことについて現在推量している場合に「助動詞+have+過去分詞」を用いるのです。

その他の例文

 例文を他にもあげておきます。

 He must have gone there. → 彼はそこに行ったにちがいない。

「そこに行った」のは過去、「ちがいない」と思っているのは現在ですよね。

She may have been angry. → 彼女は怒っていたのかもしれない。

「怒っていた」のは過去、「かもしれない」と思っているのは現在です。

補足として、「助動詞+have+過去分詞」にはもう1つ意味があります。

He should have studied more. → 彼はもっと勉強をすべきだった。

「勉強をしていた」のは過去、「すべき」だと思っているのは現在だという点では変わりませんが、「~すべきだった」という表現は実際にはしていない、つまり後悔やその人への非難(もっとやるべきだったのに)という意味がこめられます。

She need have bought it. → 彼女はそれを買う必要があった。

「買う必要があった」にも関わらず「買っていない」という点で非難の気持ちが入ります。

まとめ

 助動詞+have+過去分詞の意味は大きく2つに分類されます。

  • 過去への推量
  • 過去への後悔

 意味を忘れそうになった場合はRADWIMPSの「オーダーメイド」を思い出してください。